日大通信雑記

教員免許の取得のため、日本大学通信教育部(日大通信)の門を初めて叩いたのは2009年の春だった。それから4年ほど経った2013年の10月から、私は再び日大通信に学んだ。

本ブログでは、主に2013年からの学習の記録、思ったこと、感じたことを綴ります。けっこう自分勝手なことも書きますが、何とぞご容赦くださいませ。

中学校での教員生活その1

早いもので、任期満了まであと10日。これまで、現在の仕事についてはここで書くことは控えてきた。授業の中身や職場環境などから、万が一生徒の個人情報特定に繋がることもあり得る、という考えからである。


もちろん、退職が決まっているからといって、そのスタンスを崩すつもりはない。そのような部分に触れない範囲で、職場の意外な一面、落とし穴などを思い付いた順に書いてみようと思う。


ダイエッターには厳しい「給食の現実」


東京都内の公立小中学校では、授業日は原則として給食の時間がある。学級担任は児童生徒とともに教室で、それ以外の教員は会議室などの別室で給食を食べる。


ただし、小中学校では教員の「昼休み」というものはなく、服務上では「給食指導」として、勤務時間の中に入っている。


さて、この給食。成長期の子どもに合わせた献立が組まれているとされる。しかし、大人にはどうか。


ある校長経験者の先生に聞いた話。「給食を食べ過ぎて痛風になったよ(笑)」


給食だけでそこまで?どれだけ食べたんだこの人は?!と耳を疑いたくなる話だが、校長など管理職の教員は、一般の教員とは別の時間帯に「検食」という時間が設けられ、そこで、いわゆる「毒味」という形で食べる。基本的に同じものを食するのだが、最近はアレルギーなどにも配慮した給食が出される。


例えば乳製品やナッツ類などにアレルギーを持つ子どもがいる場合、原材料に当該のものが含まれた献立の時は、「除去食」といって、他の人とは別に作ったものが出される。管理職の「検食」では、それらの除去食も食べなければならないのである。


たいていは校長と副校長とで手分けして検食をするが、出張の多い管理職は給食の時間に間に合わないこともしばしばある。その場合は、 どちらか1人がすべて食べる。


さらに、給食は摂取カロリーにも規定があり、月平均で820kcalとされている。成人した大人には結構な数字である。痛風になる遠因としてあり得ないことでもない。


つづきは次回!

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