2次試験で持参する単元指導計画と面接票。単元指導計画は、USBに入っている前年度のものが、指導していただいた先生からお墨付きを得ていた。だから、これに少し手を加えて持っていこうと思っていたが、毎年1から書かなければならない面接票が課題だった。
お見舞いに来てくれた家族に(まだコロナ前だったので)、パソコンと自宅に届いていた面接票の用紙を病院に持ってきてもらい、コピーを取って下書きを始めた。
しかし、毎年毎年、2次の壁に跳ね返されてきたという現実があったので、同じことを書いていては、結局同じ結果になるのではないか、そんな懐疑的な気持ちは拭えなかった。
そんな時、ふと、ある先生のことが浮かんだ。
前年度まで、同じ学校に勤務されていた、女性教諭のM先生。その年の歓送迎会でお会いした時、試験のことでお手伝いできることがあれば言ってください、と声をかけていただいたのを思い出したのである。