カモシューとスクーリングその②国文学史Ⅰ
この科目は先の記事のとおり、苦手な文学系科目ということで、試験は避けようという狙いがあった。
自分自身が苦手というのもあるので、試験のほうが良いか、スクーリングが良いかというのはよくわからない。ただ、リポート課題はかなり調べることが多く、いわゆる「めんどくさい」類いに入るものであった。
しかし、この科目に教職課程の一つとしての価値を見出だすとすれば、あくまで私個人のことという前提付きで、リポートを作成する過程にあると思った。スクーリングの授業そのものは先に紹介したように、白樺派の中でもあまりその名を知られなかった、小泉鉄などを扱ったもの。学術的な位置付けはよくわからないが、少なくとも中学や高校の授業の場では、教師が熱弁をふるうような種類のものではないだろう。
一方、リポートは2分冊あり、分冊1は現存する五風土記について、分冊2は平家物語の伝承や語り物としての側面について調べるといった内容のもの。国語科という角度から見ると、分冊2は高校古文の分野に生かし得る。
スクーリングについては、国文学史Ⅰ、Ⅱともに年間の開講割合は比較的高いと思われるので、私が受講した授業だけを見て良し悪しを判断できないが、積み重ねの場合は、内容をよく検討することをおすすめしたい。