ハッピーキャンパスについて考える
ハッピーキャンパス。通信制の大学で学ぶ方なら一度くらいは聞いたことがあるかもしれない。大学の合格レポート(リポート)などを募り、販売額を出品者と運営元とで折半して双方に儲けを出すしくみになっているインターネットサイトである。このようなシステムを考えついた人はある意味凄いと思うが、このサイトに関しては各方面から賛否両論の声がある。
私は他の記事でも書いたように、レポートの閲覧については否定していないし、日大通信のキャンパス内でも、学習センターで 有志から集められた合格リポートの閲覧が可能になっている。(こちらはもちろん無料)
ただ、学習センターを利用できるのは、当然キャンパスに通学可能な場所に住む学生だけであり(地方の学習センターに同じ制度があるのかは不明)、遠隔地の学生には不可能なので、インターネットを介して廉価で入手できるならば有効な手段だろう。
要するに、これも程度の問題。ハッピーキャンパスで購入したものを、テーマから内容からすべて写すような行為は許されるものではないし、ずるをするために他人のリポートを手に入れるなどという行為は、有料か無料か以前に絶対やめるべきである。
販売する側からしても、知り合いに直接見せるわけではないので、誰の手に渡るのか把握できないという怖さはある。もしかしたら、丸写しをしてやろうと考えている輩のもとに行ってしまっているかもしれない。
だが先程書いたように、遠隔地の学生で、それこそ頻繁に顔を合わせるような仲間もいない中で独学に励む人にとっては、まさかリポートを閲覧するために新幹線に乗るわけにもいかないだろう。仮に1通数百円程度で済むなら、あくまで自分のリポート作成の参考とするという範疇においては、私はアリだと思っている。