教員の仕事は楽しいか?!
教師の仕事は楽しいか、楽しくないか。
各方面から聞かれることだが、これについては様々な価値観がある。したがって、私個人の考えに基づいて書いてみる。
結論から言うと、何の仕事かに限らず、仕事に楽しさを求めるべきではないと私は思っている。
仕事とは、お金を稼ぐためにやるもの。そこには当然責任が生じる。そして、いわゆる「嫌な仕事」というものもそこには必ずある。では、その嫌な仕事と、「嫌ではない仕事≒楽しい仕事」にはどういう差があるのか。それはあくまでも個人差であり、仕事そのものに差はない。これが、私が考える仕事である。つまり、楽しいか楽しくないかで仕事の選別をしていったら、楽しくない仕事ばかりが目立つようになる。そしてそれらは、自分にとって苦痛の塊となってしまうことは自明である。
だから、私は仕事に楽しさは求めないことにしている。全てが楽しいなどという純粋な感情は持ち合わせていないので、強いて言えば、全て楽しくない仕事だと考えるようにしている。ネガティブな考えに聞こえるかもしれないが、すべての仕事をフラットにし、できるだけ感情的にならないようにすることで、仕事をしやすくするという、私なりの工夫である。
そして、冒頭の表題に戻るが、教師の仕事は楽しいかどうか。仕事である以上、私にとって楽しさは無縁であり、それに代わるものは達成感である。
達成感。これこそが、職業人が求めるべきモチベーションの行く先ではなかろうか。